今日は運営管理のR5第5問について解説します。
循環型社会形成推進基本法における再使用の定義に区分される記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a インクジェットプリンタのカートリッジを回収して洗浄し、インクを充じゅう填てんして販売した。
b 飲み終わったビール瓶を回収し、溶解して再生した。
c ペットボトルを回収して衣類の原料として活用した。
d 回収されたテレビを分解して一部の部品を取り出し、他のテレビの修理に使用した。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとbとd
ウ aとd
エ bとcとd
オ cとd
解説
廃棄物等の管理に関する問題です。循環型社会形成促進基本法は、形成すべき循環型社会の姿を示し、循環すべき資源や処理の優先度を示し、国や事業者、国民の役割分担を明確にしたものです。
廃棄物処理の優先順位は以下の通りです。
1.廃棄物の発生を抑制する(Reduce)
2.廃棄物をそのまま再使用する(Reuse)
3.廃棄物を再生利用する(Recycle)
4.燃やしてその熱を熱回収する
5.適正処分する
それでは早速、各記述を見ていきましょう。
記述a:「インクジェットプリンタのカートリッジを回収して洗浄し、インクを充じゅう填てんして販売」することは、インク・カートリッジをそのまま「再使用(Reuse)」しています。
記述b:「飲み終わったビール瓶を回収し、溶解して再生」することは、「再生利用(Recycle)」に該当します。瓶を洗浄してビールを再充填すれば「再使用(Reuse)」になります。
記述c:「ペットボトルを回収して衣類の原料として活用」することは、「再生利用(Recycle)」に該当します。
記述d:「回収されたテレビを分解して一部の部品を取り出し、他のテレビの修理に使用」することは、部品をそのまま「再使用(Reuse)」しています。
以上から、再使用に該当するのはaとdになりますので、正解は選択肢ウとなります。
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